リスト作成ツールでは、営業に役立つようなリストを作るために、色々な検索条件で情報を検索し抽出する事が出来ます。その結果得られる情報は、ただの電話帳を上から見ていっただけのものよりも、ずっと効率的で役に立つリストになります。
名前と電話番号しか分からない電話帳よりも、ずっと多くの情報がそこには掲載されているのですから。しかし、そこで手に入る情報は本当に正しい情報なのでしょうか。
古くなってしまった情報はないでしょうか。もしも誤った情報を基に営業をしてしまったら、相手に悪い印象を与えてしまう事もあり得ます。
リスト作成ツールのリストの精度は、どれぐらい高いものなのでしょう。
営業リスト
営業リストには、大きく分けて二種類のものがあります。それが、コールドリストとハウスリストです。
コールドリストは、電話帳から拾い出したりリスト業者から購入したりしたような、ただの抽出しただけの名簿になります。これは、そもそも情報の精度にも信用が置けるのかどうかが分からず、ダイレクトメールを送っても本当に届くのかどうかテストして見ないと分からないようなリストです。
これに対して、自社で集めた営業リストをハウスリストと言います。名刺リストや顧客名簿、展示会やセミナーへの来客者名簿など、自社の商品に興味を持ってくれている顧客のリストになりますから、こちらの方が営業の成功率が高くなるリストになります。
このハウスリストを増やすことが、ビジネスを成功させるために必要になるのです。ですが、ハウスリストを増やすのは簡単な事ではありません。
そもそも、そんなにリストを簡単に増やす事が出来れば、誰も苦労はしません。そこで、リスト作成ツールを利用する事を考える訳です。
リスト作成ツールで出来るリストは、コールドリストの一つです。しかし、色々な検索条件によって抽出されたそのリストは、ハウスリストに匹敵するほどの有意義な情報になっているのです。
自社の製品に関心を持ちそうな層を絞り出して検索しているのですから、そのリストの有用性はハウスリストにひけを取らないものなのです。
リストの精度
それでは、後はそのリストの精度が問題になります。情報が間違っていたのでは、いくら有用性が高いリストでも意味がありません。
間違った情報を基に営業をしてしまっては、相手に不快感を持たせてしまう事にもなりかねないのです。リスト作成ツールで使っている情報は、どこから持ってきているのでしょうか。
それは、主に食べログやリクナビ、といったポータルサイトが中心になります。その他にも、リスト作成ツールの業者が独自に持っているリストや、企業のホームページから抽出した情報などもありますが、多くの情報を集めるためにはポータルサイトを利用するのが最も効率的なのです。
では、その情報の精度はどうでしょうか。例えば食べログを見てみましょう。
採点に関しては、突然点数がリセットされたなど、色々な事が言われている食べログですが、店舗の情報などについては割合早く反映されています。一般の方の提供する情報をいち早く反映させているからです。
他のポータルサイトについても、情報の書き換えはスムーズに進んでいる事が多いようです。電話帳のように、一年間情報が更新されないというような事はありません。
そのため、情報の精度は比較的高めだと言えるでしょう。ただし、盲目的に信頼してしまうのも考えものです。
インターネットでの情報ですから、あまり誰も訪れないようなところの情報はなかなか更新されないものです。とは言っても、誤った情報が掲載されている確率は非常に低いので、リスト作成ツールのリストの精度はかなり高いものと考えてもいいでしょう。