リスト作成ツールは、そのツールを提供している業者の利用しているポータルサイトやその会社の独自のリスト、企業のホームページなどの情報から必要な物を抽出してリストを作成するツールです。自社の営業に役立つリストを作成するためには、それだけ抽出条件の多いリスト作成ツールを使う必要があります。
ただ単に、食料品、などといった業種だけで検索したのでは、電話帳を検索しただけのものとほとんど変化のないものになってしまいます。違う点と言えば、更新頻度ぐらいでしょうか。
それでは、わざわざお金を払ってリスト作成ツールを使っている意味がありませんね。そのうえ、そういった安易な検索方法で作成したリストには弱点があります。
それは、同業他社からの営業の電話を既に受けている可能性が高いという事です。
オリジナルリストの作成
もちろん、どの会社でも自分の会社にとって役に立つ情報であれば欲しいと思うでしょう。営業というだけで邪険にする会社も中にはありますが、成長を目指す企業であれば、ある程度の話は聞いてくれるものです。
その時に、有意義な提案をする事が出来れば、その場ですぐに成約に結び付かなくても、名前を覚えてもらうぐらいの事は出来るかもしれません。しかし、その時に他社と同じような事しか言えないのでは、時間の無駄だと判断されてしまい、相手にもしてもらえないでしょう。
だから、オリジナルのリスト作成が大切になって来るのです。例えば、飲食店やホテルなどで団体客をつかみたい、と思った時の事を考えてみましょう。
ただ単に「歓送迎会承ります」などといった文言で、従業員の多い会社に手当たり次第に営業をかけても、ほとんど相手にしてもらえないでしょう。おそらく、そのような営業はそれまでに何件も受けているはずです。
だから、相手もいちいち相手をしてくれないのです。そこで、設立10周年の会社のリストを作成してみてはいかがでしょうか。
そのリストに出ている会社に対して、「設立10周年記念パーティーは当店で!」といった営業をしてみてはどうでしょう。
他の営業とはひと味違う切り口から攻める事で、顧客の方も興味を持ってくれるかもしれません。
あまり良い例ではなかったかもしれませんが、設立10周年の会社のリスト、などというものは他社にないオリジナルリストと言えるのではないでしょうか。そういったリストを駆使する事で、営業のスタンスにも幅が出てくるのです。
そうすれば、今までまったく相手にしてくれなかった顧客が、こちらに興味を持ってくれるかもしれません。こういった他社にはないオリジナルリストを作成する事も出来るのが、リスト作成ツールのメリットなのです。
検索条件などを自分で設定する事が出来ますから、使い方に慣れてくるとさらに有意義に使いこなす事が出来るようになります。
他社とはひと味違うリスト
大手の企業や、ポータルサイトなどでよく名前を見かけるような企業は、既に何件もの営業を受けている事が多く、営業慣れしている場合も多いものです。そのような人にこちらの話を聞いてもらうためには、他社とは違う何かを相手に感じさせなくてはいけません。
そのためには、どうしてその会社の事を知ったのか、どういった経緯でその会社に対して連絡をしたのか、そして、その会社に対して自分の会社が役に立てることは何なのか、それを明確に伝える事で、営業慣れしている担当者の興味を引く事が出来るのです。それらのために必要なものが、他社とは一味違うオリジナルリストなのです。
ただ単に大手だから電話しました、というのでは相手は話を聞いてくれません。その会社のこういったところに注目したために、連絡をさせてもらいました、という事を明確にするために、リスト作成ツールを使って独自のリストを作成しましょう。